こんにちは、まさゆきです。
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今回の記事では
最近、ギャンブル依存症のニュースをよく見ますよね。
ギャンブル依存症になるとどうなるのかな?
という話しです。
この記事では、ギャンブル依存症の症状の特徴やギャンブル依存症の診断チェックの方法などもまとめてみました。ギャンブル依存症の疑いがある方や、すでにギャンブル依存症で悩んでいる方は参考にしてください!
ギャンブル依存症の人は月に約6万円を使い込んでいる!
ギャンブル依存症の実態を調べる為、2017年度に全国調査が行われました。日本全国300地点で5,365名から回答を得た大規模調査によるものでした。
この調査では、過去1年以内の経験からギャンブル依存症が疑われる人は、成人の約0.8%に上るものと推計される事が分かりました。そして、その人たちが過去1年間に使った賭け金の平均が、1カ月当たり約5.8円だったのです。
そして、私がこの記事を書いているのは2025年1月です。
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」に寄せられた相談件数は過去5年間で約11倍に急増したそうです。賭け金を得るために闇バイトに加担するケースもあるというそうです。
同会に寄せられた相談のうち、「家族がオンラインカジノをやっている」と答えた人は2024年1~11月に91人に上り、19年は年間8人に留まっていましたが、新型コロナ禍を機に急増しました。
同会によると、オンラインカジノは違法だが、スマートフォン1台あれば自宅で気軽に24時間ギャンブルができるため、依存する人が後を絶ということです😱
ギャンブル依存症とギャンブル好きの違いとは?
おそらくですが、この記事を見ている方の中にもギャンブルを少なからず興じた経験がある人もいることでしょう。そもそも、ギャンブル好きとギャンブル依存症の違いとは、何なのでしょうか?
曖昧な境界線ですから分からないという方も多いはずです。以下にギャンブル好きとギャンブル依存症の違いの目安を一覧表にしておきます☺
ギャンブル好き | ギャンブル依存症 | |
賭け方 | 娯楽といえる範囲で賭ける。ギャンブルを適度に楽しめている。 | なにか問題を起こすほどに賭ける。そして追い詰められていく。 |
心理・行動 | ギャンブルをしたくても、状況によっては我慢できる。 | 自分をコントロールできない。賭けを始めると止まらなくなる。 |
生活面 | ギャンブルは生活の一部。仕事や家庭生活もまっとうしている。 | ギャンブルが生活の中心。やがて仕事や生活が破綻する。 |
金銭面 | 多少は損をしているが、小遣いを使っているだけで、問題はない。 | ギャンブルに使うお金が増えていく。借金を繰り返す。 |
統計上、ギャンブル依存症に該当する人は月に約6万円を使い込んでいる傾向があります。これはあくまでもギャンブル依存症が疑われる人のデータです。その多くはまだ診断や治療を受けていないものと考えられます。
治療中の人の統計をとった場合には、毎月の賭け金がもっと高くなる可能性があるという事です。まして、オンラインカジノが普及した現在ではより大きな金額をつぎ込んでいる可能性があります。
この記事を見ている方で、月に6万円以上ギャンブルにつぎ込んでいる方は注意が必要かもしれません。そんな方は、以下の内容をしっかりと確認してもらえればと思います☹
ギャンブル依存症になりやすい人・なりにくい人
では、いったいどのような人がギャンブル依存症になりやすいのかという事です。
以下に、ギャンブル依存症の統計からなりやすい人となりにくい人の特徴もまとめました。あくまで統計ですから、必ずではないですが参考にはなると思います(^^)/
なりやすい人 | なりにくい人 |
負けず嫌いで、落ち着きがない 脅迫的な傾向が強く頑固な性格 40代の男性で経済的に余裕がある 衝動的で刺激を求めやすい性格 反社会的な行動をとりやすい アルコール依存症やうつ病などの患者 | 中高年で家庭があり自由がない 女性落ちついていて穏やかな性格 お金が自分で自由に使えない環境 心に病気がなく健康的な生活をしている |
上記の内容からも、ギャンブル依存症の9割が男性で経済的に余裕がある事が特徴です。
また、物事に感情的になりやすかったり、うつ病などの心の障害も特徴にある様でした。こう考えると、生活環境がギャンブル依存症と大きく影響している事が分かりますね・・・
ギャンブル依存症の診断チェック
世間一般でいうギャンブル好きと、ギャンブル依存症は何が違うのか?以下にギャンブル依存症の患者の特徴的な行動をまとめてみました。ギャンブルをしている時と、していない時の行動の特徴ごとに分けておきました。
【特徴その1】ギャンブルをしている時!
ギャンブル依存症の方は、パチンコやスロットなどをしている最中、勝っても負けても冷静になれず思っていた以上に賭けてしまう傾向があります。
ギャンブルをしている時のチェック項目
□ 負けた分を取り返すまで、賭け続ける!
□ 負けたのに「勝っている」と嘘をつく!
□ 当初の予定よりも多くの金額を使ってしまう!
□ 勝ちだすと「もっと勝てる」と考えて勢いづく!
【特徴その2】ギャンブルをしていない時!
日常生活では、ギャンブルの為に「仕事を休む」「お金を借りる」といった問題が生じます。また、本人がその問題を自覚しながら、それでもギャンブルを辞められないという苦悩もみられます。
ギャンブルをしていない時のチェック項目
□ ギャンブルの為に学校や会社を休む事がある!
□ 「このままではいけない」という意識がある!
□ 「やめよう」と決心して家族と約束をしても、辞められない!
□ ギャンブルを巡って、家族と口論になる!
□ 景品や馬券など、ギャンブル証拠を隠す!
□ ギャンブルの為に借金をする!
□ 家族のお金を無断で使った事がある!
□ ギャンブルの為に万引きなどの違法行為をした事がある!
□ 嫌な気分になると、ギャンブルをしたくなる!
ギャンブル依存症の診断チェックの判定
上記のチェックの該当項目数により、ギャンブル依存症の可能性が分かります。以下にチェック項目の判定結果を載せておくので、参考にして下さい。
ギャンブル依存症の診断チェック結果
【7個以上】
7個以上にチェックが付いていた場合、特徴の半分以上が当てはまった事になります。ギャンブル依存症の可能性が高いと言えるでしょう。早急に、専門の医療機関に受診する事をお勧めします。
【2~6個】
依存症の特徴にいくつかチェックが付くようなら、ギャンブル依存症の可能性があります。深刻な問題が起こる前に、深刻な問題が起こる前に専門の医療機関の受診を検討すると良いでしょう。
【0~1個】
チェックが0~1個の場合、ギャンブル依存症の疑いはあまり考えられないです。しかし、ギャンブル関連で問題や心配事があれば、早めに専門の医療機関に相談するべきでしょう。
この記事を見ている皆さんは、ギャンブル依存症の診断結果は大丈夫だったでしょうか?
上記の診断項目で7つ以上該当する方はギャンブル依存症の可能性が非常に高いと言えるでしょう。そのような時は、自分の力で解決しようとするのではなく専門の医療機関などで治療をおすすめします。
ギャンブル依存症は何科の病院に行けばいいの?
ギャンブル依存症の治療には、精神科や心療内科が適しています。依存症専門の医療機関や相談窓口もあります。例えば、ギャンブル依存症予防回復支援センターや依存症対策全国センターなどが参考になります。これらの機関では、専門的な治療やサポートを受けることができます。
ギャンブル依存症予防回復支援センター
ギャンブル依存症予防回復支援センターは、ギャンブル依存症に悩む方々やそのご家族を支援するための機関です。このセンターでは、24時間365日、無料で相談を受け付けています。臨床心理士などの資格を持つカウンセラーが、ご相談内容に応じて必要な情報やアドバイスを提供します。
また、カウンセリングや自助グループ、法テラスなどのサービスや専門機関の案内も行っています。詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
依存症対策全国センター
依存症対策全国センターは、アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症に関する支援を行う機関です。このセンターは、依存症の治療や回復支援に携わる専門家の育成、依存症相談事業の拡充、依存に関する情報発信などを目指しています1。
また、全国の依存症専門相談窓口や医療機関を検索できるサービスも提供しています。詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
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